腰痛の施術

海の日。三連休最後の暑い一日。

施術のお店も連休の疲れを癒そうと、
また、明日からの仕事に備えようと、

沢山の方がお見えになりました。

ありがとうございます。

今契約しているお店は病院ではない。

接骨院や治療院でもありません。

空間、音楽、雰囲気、そして手技によって
お客様にリラックスして頂き、筋肉や心がほぐれ、

緊張が緩和され、
その結果、
ご自身が持つ自然治癒力を引出して、

お身体をご自身の力で治していく。
そのお手伝いをすることを目的としている。
いわゆる、リラクゼーションサロンです。

でも、治療院とリラクゼーションサロンの違いを

理解していない。
ご説明をしてもわかって頂けないことが多く、

まさに業界が抱える問題点です。


施術をお受けいただく前には、

必ず『治療行為はできない』ことを
確認し、サインを頂く。

とは言え、お見えになるお客様は、

「少しでも楽になりたい」という思いで
ご来店されます。

施術後、「気持ちが良かった」、

「リラックスできた」とご満足される方が
いらっしゃる一方、
「まだ肩の痛みが残っている」、「腰がまだ痛い」と、

クレームを言われる方もいらっしゃいます。


夕方近く、
イスから痛そうな表情で立ち上がる、
腰が痛いとお見えになったお客様をご担当させて頂く。

お身体全体のバランスを診て、

どのようにすると痛いか、

違和感があるかを確認。

お客様は、腰が痛いから、腰を多めにやって欲しいとのご希望。
でも、私は経験上、
腰痛の原因は腰自体にあるのではなく、

首・背中・臀部・脚・下腿等にあり、
腰を施術しすぎると、痛みが増すことを知っていた。

なので、お客様の満足の為、腰を多めに施術しましたが、
強い刺激は避け、軽い刺激で血行を促進する程度に留め、
様子を見ながら背中・臀部や脚・下腿を中心に

ほぐしていく事にした。

また、

腰痛に効くとされるツボを刺激すると、非常に痛がり、
骨盤や足の向きを診ると、明らかに股関節に歪みがあり、
調整をさせて頂くと共に、

普段ので生活での注意点をお伝えする。

これは、

整体師を目指して、

整体の骨格調整に必要な技術を勉強しているからできたこと。

でも、

この行為自体がリラクゼーションのお店ではグレーゾーン。

これで改善されなければ病院に行って下さいとお伝えし、

施術を終了。

受付で会計をするときに、

お身体に変な違和感が残っていないかを確認すると、
すごく楽になったと笑顔でお答え頂く。
ホッとすると共に、ヤッタ♪ とひそかに思う。

お客様にご満足いただけるために、リラクゼーションも大切。
でも、自分が目指すのは、やはり整体師。治療家だ。

今のお店で修行を重ねつつ、覚えた手技をお客様に提供し、
技に磨きをかけていきます!

今後も整体の勉強を進めると共に、

活法(古武術整体)の技術も習得したい!
と強く思います。


ありがとうございます。
もっと精進します。