施術の仕事で、習ったばかりのMRTの技を使ってみた。
50代の男性で、強い圧をご希望。
気になるところは右側の肩甲骨周りから腰。
まずは、お客様のご希望通り強めの圧で施術を開始。
圧の強度は10がMAXだとすると7位の強圧。
MRTの施術をした後に、強い刺激を加えると
せっかく柔らかくほぐれた筋肉が、また固まってしまうため、
その部位の施術後か、最後の仕上げで試してみる。
MRTは活法と同じように、可動域や筋肉の硬さ、痛みの程度など
初めの検査と、終了時の検査ででる『差』を実感していただくのが重要。
でも、リラクゼーション店のため、『治療などの医療行為』の匂いがする行為は
厳しく禁止されているため、大ぴらな検査はできない。
ましては、施術前検査はほぼ無理に近い。
また、施術中にお客様の協力を得て、動きを加えたりするのも難しい。
基本的にお客様は、ただ寝転がり、「さあ、揉んで楽にしろ」的な感じが基本だ。
あまり体制をコロコロ変えるのも、リラックスできないため嫌がられる。
施術の順番や、体制の変更等を考えながら施術を組み立てる。
結局、MRTの講座で行ったままの基本技はできず、
自己流にアレンジしてやってみた。
効果のほどは・・・
触れてみると筋肉は柔らかくなっているが、表面のみ。
奥にある芯に触れようとすると、筋肉に圧が掛かり、
MRTの理論上は筋肉が反射を起こして硬くなる。ので
調べたいところに指が届かない。
また、施術する側も、受ける側も、ほぐれたのがわかるには、
微細な感覚が必要だ。
施術する側がわかっても、受ける方には感じ取れない。
今回は、技が稚拙なのと、感覚も未熟なため
良くわからなかった。というのが正直な感想。
技も感覚も磨いていく必要がある。
そして、少しでもお客様がお楽になっていただけるよう、
もっと精進します。
ありがとうございます。